東光寺は岐阜県山県市にある臨済宗妙心寺派の寺院です。
その歴史は室町時代の文亀年間(1501年~1503年)に遡ります。
地元の名士・華翁頼瞬(かおうらいしゅん)が山中の庵で座禅に励んでいた際、雷鳴とともに池から龍が現れ、松を登って天へ昇るという霊験を目の当たりにしました。
この出来事を師である希雲和尚に伝えると、「龍が現れる地は必ず霊地である。もしこの地でわが門の道場をはじめたならば末永く伝え興隆するだろう。」との教えを受け、この地を師に寄進しました。
その後、高僧・東陽英朝(とうようえいちょう)を迎え、東光寺が創建されました。
東光寺の本堂「希雲閣」は檜皮葺の屋根を持ち、1688年から現在まで一度も大きく形を変えることなく残されてきた伝統建築として、山県市の文化財に指定されています。
しかし、この檜皮葺屋根は約5年後に大規模修繕が必要です。
檜皮葺は他の屋根材と比べて格段に手間がかかるため、修繕費も大きくなります。
檜皮の採取地・職人の確保など、技術継承が難しくなる時代の中で、早めの支援・準備が不可欠となっています。
その他にも絵画や彫刻、書籍や文献資料など、禅文化の歴史を伝える文化財が数多く所蔵されています。
令和8年3月、本堂に隣接する境内林は文化庁により「ふるさと文化財の森」に設定されました。
ふるさと文化財の森とは、国宝や重要文化財などの文化財建造物を修理し、後世に伝えていくため、木材や檜皮、茅、漆などの資材の確保と、これに関する技能者を育成することを目的として制定された制度です。
境内林からは本堂の檜皮葺屋根の材料になる檜皮が採取できます。
この境内林を守り育てていくことが、東光寺の文化財を後世に残していくことに繋がります。
今回のチャリティー茶会を通して、皆様に東光寺の文化財とその保存活動について知っていただきたいと考えています。
私達は長い歴史を経て育まれた文化の中で生きています。
大切な歴史と文化を残し、伝えていくためにはどうすればいいのか。
それを皆様と共に考えるきっかけとなれば幸いです。
茶道松尾流 安藤宗光
日時:令和8年6月14日(日) 午前10時より午後3時まで
会場:東光寺(岐阜県山県市小倉618-41)
茶券:
書院席:2000円(当日券2200円 寄付金800円を含む) 先着150名
茶室席:2500円(当日券2700円 寄付金1000円を含む) 先着50名
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